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S-Works Prevailの改良に着手した時から、難しい作業になるのはわかっていました。フィットと通気性と快適性で業界のベンチマークになっているこの製品を、どうやったらもっとよくできるのか? それにはライダーの声を聞くことだ――というのが答えでした。ライダーの意見から、もとのPrevailにはいくつか改善すべき点があることがわかったのです。一番のリクエストは、もう少し高さを抑えた設計にならないかということでした。…
S-Works Prevailの改良に着手した時から、難しい作業になるのはわかっていました。フィットと通気性と快適性で業界のベンチマークになっているこの製品を、どうやったらもっとよくできるのか? それにはライダーの声を聞くことだ――というのが答えでした。ライダーの意見から、もとのPrevailにはいくつか改善すべき点があることがわかったのです。一番のリクエストは、もう少し高さを抑えた設計にならないかということでした。
SPECIALIZEDは、「気宇壮大な発想と、大きなヘルメットを作ることは違う」と考えました。そこで、このPrevail IIで、気宇壮大な発想から小ぶりなパッケージを生み出せることを証明することにしました。手始めは、特許取得のEPS(発泡スチロールの一種)構造――密度の異なる複数のフォーム素材を使った構造――と、ロボット制御で織り上げたAramid-Reinforced Skeleton(アラミド強化スケルトン)の組み合わせの改良でした。その結果、全体のサイズを小さくしてかぶった時の高さを抑え、よりよいフィットと安全性を提供することが可能になりました。
また、深さのあるチャンネル(通風路)がヘルメットの前から後ろまで続いているので、空気の取り入れと排出が最適化され、比類ない通風性で頭全体が涼しく保たれます。自社の風洞施設Win Tunnelでのテストでは、新設計が「標準的な」ロード用ヘルメットと比べて40㎞走行時に6秒タイムを縮めることが示されました。S-Works Prevail II Teamのもうひとつの特徴は、流れる汗が目に入るのを防ぎ、こめかみ部分のパッドから排出するGutter Actionシステムです。
要するに、S-Works Prevail II TeamはSPECIALIZED史上最も完成度の高い軽量レース用ヘルメットです。暑い日に山岳地を走る時にも、風の強い平地を走る時にも、ぴったりです。
特許取得のEnergy Optimized Multi-Density EPS構造が衝撃のエネルギーに対処。
特許取得のAramid-Reinforced Skeleton(アラミド強化スケルトン)が内部のEPSフォームを支持。
超軽量のMindset HairPort IIマイクロダイヤル式フィットシステム。高さが調節できて完璧なフィットを実現。
Mega Mouthportは頭部の冷却と汗の発散に最適な設計。
空力学を生かした設計
ヘルメット内部深くまで届くチャンネル(通風路)と大きなベント(通気口)、最適に配置された排気ポートを備えた4th Dimension Cooling System。
汗や水を吸っても伸びることがない、薄くて柔らかく軽量の4X DryLiteストラップ。
Tri-Fixストラップスプリッターにより、快適さとストラップ調整のしやすさが向上。
Instrapストラップシステムにより超軽量構造と安全性を両立。
汗が目に入るのを防いで快適性を向上させるGutter Actionブローパッド。
暗い中でもドライバーからの視認性を高める反射素材のデカール。
特許取得のクリップオン式バイザーが付属。
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